どうも、こんにちは。ハルオ(@haruovlog)です。
『エアロブレード5』はArai、SHOEIに次ぐ国内3番手メーカーのOGK KABUTOが軽量・コンパクトをコンセプトに販売しているフルフェイスヘルメットです。
2012年発売の同社の『エアロブレード3』は一般的なヘルメットが1400g~1600gの重量の中、1300gと圧倒的な軽さがセールスポイントとなっていました。
『エアロブレード3』の後継モデルとなる『エアロブレード5』は先代より更に快適性が向上した軽量ヘルメットという評判・口コミが多数あります。
今回は三年間『エアロブレード5』を実際使ってみてどうだったのか?
良かった点、悪かった点と合わせてレビューしていきます。
ヘルメット選びで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
基本情報
まずは基本情報から見ていきます。
- OGK KABUTOが現在(2018/10時点)発売しているフルフェイスヘルメットで最軽量でありながら、帽体はコンパクトに設計。
- 先進の帽体成型技術と安全設計によりJIS規格を余裕でクリア。
- 新設計のシールドシステムにより高い静粛性と密閉性を実現。
- Kabuto独自の特許システムであるウェイクスタビライザーによる空力特性の向上。
- エアベンチレーションはチン・ヘッド・リア(顎部・頭部・頭部後方)の3か所に配置、効率よくヘルメット内の熱気を放出。
- あご紐はつけ外ししやすいマイクロラチェットを採用。
- メガネ用スリットも標準装備。また、内装はすべて脱着できるため洗濯も可能。
- ブレスガードとウィンドシャッターが付属。
- 別売りのピンロックシートを装着することで曇り止め対策も可能。
- 発売日:2017年6月発売
- 希望小売価格 32,000円(+消費税)
エアロブレード5はOGKカブトの中では、フルフェイスヘルメットでありながら高い静粛性と軽量性を両立したモデルの立ち位置。
他社のフルフェイスヘルメットと比べても、価格が3万円台と国産メーカーの中では圧倒的なコストパフォーマンスが売りになっています。
サイズ
シェルサイズは4つに細分化。
XS/S、M、L、XL/XXLに分けられ計6サイズ。これにより被り心地や重量が各サイズに最適化されています。
安いヘルメットだと全サイズ共通帽体で、内装でサイズ感を整える場合が多いのですが、きちんと決め細やかに4シェルのサイズを用意しているのは流石の国産メーカーと言ったところでしょうか。
さらなる詳細はOGK KABUTOエアロブレード5のHPへ⇩
インプレ・レビュー
今回僕が購入したのはグラフィックモデル、スマート フラットブラックホワイトのMサイズ。
楽天市場で29,500円(税込)で購入しました。楽天市場はポイントも付くため、店頭で試着してから楽天市場で購入するのが一番安く購入できオススメです。
今回は2018年9月~2022年10月の約4年間使用したインプレ・レビューをしていきます。
内容物
内容物は以下の通りです。
右上から時計周りに
- 取り扱い説明書
- 収納袋
- ウインドシャッター
- ヘルメット本体(ブレスガード装着済み)
となっています。
曇り止めのピンロックシートが付属品でないのが残念な所です。
おそらく価格を重視し付属されていないのだと推察しますが、寒い時期や、雨の日などはこれがないとヘルメット内が曇ってしまうので必需品です。
エアロブレード5のシールド(DAF-1)に適応しているピンロックシートを買うように注意しましょう。
外観・重量
▼前
▼横
▼後ろ
サイズは地面に置いた状態で約25×25×36(cm)(高さ×横幅×奥行き)です。
大きさをOGK Kabutoのジェットヘルメット『EXCEED』と比較してみます。
▼外観比較
大きさを比べるとジェットヘルメット『EXCEED』とほとんど同じくらいということがわかります。
エアロブレード5は特段小さい帽体というわけでもなく、被った感じ通常のフルフェイスと変わらない大きさでした。
ヘルメットが大きすぎて全体のシルエットがマッチ棒になるといった印象はありませんでした。
特筆すべきはやはり重さです。
『エアロブレード5』の重さは実測で1,433gです。
『EXCEED』は1,513gですので、まさかのジェットヘルメットよりも軽いという結果になりました。
『エアロブレード5』が如何に軽いかということがよくわかります。
内装・顎ひも
内装は基本的な部分は全て取り外し可能です。
内装生地は肌触りがよく、チーク周りのホールド感は若干きつめですが、適度な感じで被っていて安心感があります。
また生地のクールマックスは発汗性がありますので、夏場で内装がベタベタするということもなかったです。
顎ひもはDリングではなく、脱着性を重視したマイクロラチェット方式となっております。
これがなかなか便利でグローブをしている状態でも着脱することができます。特に外す時は片手で外せるのでかなり重宝します。
不満点をあげるとすれば、マイクロラチェットはプラスチックできているので、強度は金属製に比べて劣るというところです。
こればっかりは事故しないとわかりませんが、プラスチックの品質はしっかりしているので強度的に問題にはならないかと思います。
▼顎紐はマイクロラチェット方式を採用
赤い部分を引っ張るだけで簡単に外せます。最初は脱着方法に戸惑いますが、慣れたら一瞬で脱着することができるので非常に便利です。
風切り音
下道の走行時の風切音はシールドを閉めた状態ですとほとんど気になりません。
シールドを開けた状態ですとヒュンヒュンと風切音がしますが、閉めたとたんに音がなくなります。
これは後述するエアロブレード5で改良されたシールドの密閉性が高められた影響があるかと思います。
あまり期待していなかったのですが、エアロブレード5の静粛性の高さには驚きました。
ただし高速道路を走行していると、風切り音がかなり気になってきます。
インカムの音量をMAXにしてなんとか聞こえるって感じなので静粛性がずば抜けていいというわけではないので要注意です。
シールド
シールドは密閉性を高めるためセンターロック式が採用されています。
個人的には真ん中より左か右に開閉レバーがある方が操作しやすいと感じました。
シールドの開閉は思っている以上に硬く、開閉時はガッガッガッと開ける感じで、密閉感があり非常に頑丈そうで、スキマ風が入りにくい構造となっています。
日差しが強い時なんかはその恩恵は顕著で地味ながらかなり快適性を上げてくれるシールドだと言えます。
ちなみにシールドは別売りでスモークシールド(ブルー・シルバー)に交換可能です。
ベンチレーション
ベンチレーションの箇所は以下画像の通り、3か所にあります。
▼シールド下に開閉式のベンチレーションが一つ
▼頭頂部に開閉式のベンチレーションが一つ
▼後頭部に固定式のベンチレーションが一つ
口元のベンチレーションは結構風が入ってきて、頭頂部に風が抜けている感じがありますが、頭頂部のベンチレーションは空気の流れを感じにくく、うっすらと風が流れていると感じる程度です。
格安ヘルメットと比べると全然マシですが、あまりベンチレーションの性能は良くない印象です。
ただし、フルフェイスのベンチレーションはあってないような物だと思っているので、僕はほとんど重要視していません。
空力性能
空力性能はかなりいいです。個人的には軽さ以上に特筆すべきポイントだと思っています。
70km/h以上で走行しても頭がぐらつくということもなく、走行風がいい具合にヘルメットを避けてくれている感じがあります 。
Kabuto特許技術のウェイクスタビライザーの効果なのか、正面からの走行風が頭部に負担をかけている感覚はほとんどありませんでした。
軽さも相まって非常に快適でした。
まとめ
結論としてはコスパを重視する方には非常におすすめのヘルメットです。
値段が安いので品質もそれなりかな?と思っていましたが、
走行風の影響を受けづらい様に工夫して設計されており、軽さと相まって非常に快適なヘルメットに仕上がっています。
現在、ツーリング、普段使い共に使っていますが、値段を省みたら、使い勝手はずば抜けて良いです。
軽量ヘルメットをお探しで、「どうしてもArai、SHOEIのヘルメットが欲しいという!」という方でなければ、値段の安い『エアロブレード5』をオススメします。
軽さ:
大きさ:
静粛性:
被り心地:
機能性:
風切音:
ベンチレーション:
空力性能:
コスパ:
総合評価:
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