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【軽量ヘルメット】OGKエアロブレード5と SHOEI Z-7を徹底比較

どうも、こんにちは。ハルオ(@haruovlog)です。

軽量フルフェイスヘルメット選びとなったら

  • OGK Kabuto エアロブレード5
  • SHOEI Z-7

上記2モデルで悩まれる方が多いのではないでしょうか?

1,500g~1,600gのヘルメットが多い中で、二つとも1,300g~1,400g台と圧倒的な軽さがコンセプトになっているので、どちらを買おうか正直迷いますよね。

コスパのエアロブレード5か、王道のSHOEI Z-7かどちらを選ぶかは悩みどころだと思います。

ハルオ
ハルオ

そんな方に向けて、今回は『OGK Kabuto エアロブレード5』と『SHOEI Z-7』を所有しているハルオがこの2モデルをあらゆる角度から徹底比較していきます。

フルフェイス選びの参考になれば幸いです。

基本情報

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まずは、『Z-7』と『エアロブレード5』の基本情報から比較していきます。

Z-7エアロブレード5
発売日2014年2017年
希望小売価格45,000円32,000円
安全規格JIS規格JIS規格
重量(Mサイズ)1,356g1,433g
顎ひもDリングマイクロラチェット
内装フル脱着可フル脱着可
付属品ブレスガード、
ウインドシャッター
ブレスガード、
ウインドシャッター
ピンロックシート同梱別売り
メガネ用スリットありあり

 

価格を除くスペック上の主な違いは下記3点です。

  • 重量
  • 顎ひもの構造
  • ピンロックシートの有無

やはり1番の違いはZ-7の方がエアロブレード5より約80g軽いということでしょうか。

ヘルメットの重量は100g違うと体感的に違いが感じ取れるレベルなので、同じ軽量ヘルメットでもこの差分はかなり快適さに影響すると思います。

細かな点ですと、曇り止めのピンロックシートはZ-7は標準装備ですが、エアロブレード5は別売となっているので、自前で購入する必要があります。

おそらく価格を重視し、エアロブレード5には付属されていないのだと推察しますが、寒い時期や、雨の日などはこれがないとヘルメット内が曇ってしまうので必需品です。

価格は3,000円とそれほど高くもないので、ヘルメットとついでに購入することをオススメします。

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前提条件

今回僕が比較するモデルは

  • Z-7のグラフィックモデル『ドミナンス グリーン』のMサイズ
  • エアロブレード5のグラフィックモデル『スマート フラットブラックホワイト』のMサイズ

上記2つを比較しながら、インプレ、レビューしていきます。

外観

最初に外観を比較してみます。

 

▼前

▼後ろ

 

▼横

▼斜め

サイズは実測すると、地面に置いた状態で

『Z-7』が約25×23×34(cm)(高さ×横幅×奥行き)。

『エアロブレード5』が約25×25×36(cm)(高さ×横幅×奥行き)

でした。

並べて比べてみると帽体のシルエットは全然違うのがわかると思います。『Z-7』の方が球体に近い感じで、『エアロブレード5』は前後に間延びしている感じがします。

正面から見ると『エアロブレード5』と『Z-7』のシルエットはほとんど変わりがありませんが、横に並べてみると『Z-7』がコンパクトなのがよくわかります。

横に長いだけでも、斜めから見るとだいぶ大きく見えるため、実際に被ってみても『Z-7』はコンパクトで見た目的にもグッドです。

重量

次に重量です。

 

  • 『Z-7』の重さは実測で1,403g
  • 『エアロブレード5』の重さは実測で1,457g

上記二つとも内装にインカムの配線をしているので、実際はあと20gほど軽いです。

平均的なフルフェイスヘルメットの重量が1,500~1,600gなので、両モデルともかなり軽量ということがわかると思いますが、ヘルメット自体がコンパクトな『Z-7』の方が被って顔を左右に降ってみるとより軽く感じます。

もちろん『エアロブレード5』も十分軽いですけど、帽体が大きいこともあり少し疲れやすいかもと感じました。

内装・あご紐

次に内装を比較していきます。

『エアロブレード5』の方が開口部分が少し抉れているので着脱は楽ですが、チークパッドの厚みは十分て頬周りをしっかりホールドしてくれます。

『Z-7』は全体的に窮屈めな造りになっているので、『エアロブレード5』と比べたら開口部分が少し狭いですが、その分チークパッド~首周りまでしっかり守られている感じがします。

また、頭頂部とセンターパッドの締め付けは『エアロブレード5』は適度な感じがしましたが、『Z-7』は若干窮屈な感じがして違和感がありました。

もしかしたら、内装のサイズを変えたら解決するのかもしれませんが、『Z-7』の方がしっかりホールドするために窮屈めに造られていると感じました。

個人的には『エアロブレード5』の適度なフィット感の方が好みでした。

内装の生地については、

▼Z-7は東レ製の高吸放湿性ナイロン素材、quup(キュープ)を採用し起毛素材になっているのが特徴です。

 

▼エアロブレード5は吸湿速乾素材、インビスタ社のクールマックスを採用しています。

実際被った感じの肌触りは、Z-7の起毛素材は高級感がありますが、ザラザラしている触感なので僕は苦手でした。

『エアロブレード5』の癖のない触感の方が好みです。

顎ひもは

Z-7は一般的なヘルメットによくあるDリングを採用しています。

 

一方で『エアロブレード5』は最近のツーリングヘルメットで主流になりつつある脱着性を重視したマイクロラチェット方式となっています。

 

どちらが良いかは好みが別れるのですが、個人的にはマイクロラチェットのほうが圧倒的に便利なので好みです。

グローブをつけた状態はおろか、片手でも一瞬で脱着することができるので、非常に便利なんすよね。

ただ、『エアロブレード5』のあご紐の素材はプラスチックなので、金属に比べると強度に少し不安があります。

レーシングヘルメットが全てDリングを採用していることを考えると、安全面ではDリングに軍配が上がるので、賛否が分かれるところでです。

正直一回ラチェット式をつかってしまうとヘルメットの脱着が楽すぎて、Dリング式には戻れません。

シールド

 

Z-7、エアロブレード5ともにシールドの開度を段階的に調整できるので、チョイ開けや、半分だけ開けたりに対応できます。

大きく違うのはシールドを全閉時のロック機構で、『Z-7』は密閉性を高めるためシールド左ノブ部裏側のフックをシェル側の溝に引っ掛けて固定する構造になっています。

そのおかげで、走行風でシールドの隙間がガタつくということは使っていて一度もありませんでした。

一方で『エアロブレード5』のシールドの開閉はかなり固く造られており、シールドを閉じるとがっちりとロックされるセンターロック式が採用されています。

『Z-7』と違って、溝に引っかけるという単純な構造ではなく、開けるときは真ん中の大型レバーを抑えながらでないと開けることができまません。

ゆえに開閉動作は少し煩わしいですが、スキマ風が入りにくい堅牢な構造となっています。

また、『エアロブレード5』の付属クリアシールドにはUVカットが施されているので、気持ち太陽光による熱が籠りにくいと感じました。

後、『Z-7』は曇り止めのピンロックシートが同梱されていますが、『エアロブレード5』にはピンロックシートは別売となっています。

空力性能

直進安定性に関しては両ヘルメットともに違いは感じられず、高速走行時も風の抵抗を受けている感覚はなく十分な性能だと感じました。

両者とも専用設計のエアロフォルム形状を採用しており、一般公道を走る分には必要十分です。

ただし、『エアロブレード5』は横に長い形状をしているため、走行中に左右に首を振ると風の抵抗は『Z-7』より大きいのかなという感覚はありました。

まぁ、高速走行中に首を左右に振ることはほとんどないのであまり気にするポイントでもない気がします。

静粛性

下道を走っている時は、両者とも密閉性が高いこともあり、特に風切り音は発生せずにヘルメット内は静かです。

一方で80km/h以上の高速走行をしていると、両者ともにゴーという風の抵抗音が結構な音量で発生しています。

ただ両者比較すると『Z-7』の方がインカム内の音が若干ハッキリと聞こえると感じましたが、そこまでの違いはなさそうです。

ベンチレーション

まずは各部のベンチレーションの位置を見ていきます。

▼口元にはZ-7,エアロブレード5共に開閉式のベンチーれションが1箇所

 

▼前頭部にはZ-7は開閉式のベンチレーションが3箇所、エアロブレード5は1箇所

 

▼後頭部にはZ-7は開閉式のベンチレーションが1箇所、エアロブレード5は固定式が1箇所

 

全体的に『エアロブレード5』はベンチレーションの位置が少なく、また可動部も少ないためコストダウンしている感じは否めないです。

次に実際走行中の感想として、

口元のベンチレーションは『エアロブレード5』のほうが口元から登頂部にかけてはっきりと風の流れを感じることができたので優秀だと感じました。

ただ、『Z-7』はチンカーテンをしていないと、首下からの巻き込み風が中々強いので、巻き込み風のおかげで結構涼しかったりします。

額から後頭部までのベンチレーションについて、『エアロブレード5』は「後頭部にうっすらと風が流れているな」と感じる程度だったのですが、『Z-7』ははっきりと風の流れを感じることができました。

総合するとZ-7』のほうが全体的に風の流れを感じることができたので、ベンチレーションは優れていると感じました。

まとめ

結論として、『Z-7』が重量、静粛性、空力特性など、ヘルメットに必要とされる基本的な能力は勝っていると感じました。

一方で『エアロブレード5』がそこまで性能的に劣るかというとそうでもなく、価格差を考えると間違いなくお得だと思いますし、シールドの機能性や、内装のフィット感など部分的には『Z-7』に勝っている点もあると感じました。

どっちを買うか迷った場合は、値段とブランド面で秤にかけるのが最良の選択だと思います。

やはり、SHOEIを被っているというだけで、一定の満足感を得られることもあり、ブランド力を鑑みれば『Z-7』と『エアロブレード5』の価格差は妥当なのかなと感じました。

 

総評
Z-7エアロブレード5
軽さ
大きさ
静粛性
被り心地
機能性
ベンチレーション
空力性能
コスパ
総合評価

 

 

SHOEI フルフェイス ヘルメット Z-7 ゼット セブン バイク用品 ショーエイ ショーエー ショウエイ ヘルメット

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