どうも、こんにちは。 ハルオ(@haruovlog)です。
今回はニンジャ650【2020年式】を購入して一年が経過したので改めてインプレ記事を書いていくって話です。
Ninja650はカワサキが発売している大型ミドルのフルカウルバイク。
実際1年間で5,000km以上乗ってきたわけですが、大型バイクの所有欲と取り回しの良さを両立した素晴らしいバイクだと思っています。
とはいえ、完璧なバイクとは存在しないわけで乗っていると不満点が色々と出てくのも事実です。
そんなわけで今回はNinja650に一年間乗って、良かったところ・悪かったところをまとめました。
目次
Ninja650の基本情報
まずは『NINja650』の基本情報から紹介していきます。
スペックは下記の通りです。
ちなみにNinja650はモデルチェンジ毎にスペックが微妙に異なっていますが、今回は20年2月にマイナーチェンジされたモデル『2BL-ER650H』を紹介。
全長 (mm) | 2055 |
全幅 (mm) | 740 |
全高 (mm) | 1145 |
軸間距離 (mm) | 1410 |
シート高 (mm) | 790 |
車両重量 (kg) | 194 |
排気量 (cc) | 649 |
エンジン | DOHC水冷2気筒4 |
最高出力(PS) | 68ps(50kw)/8,000rpm |
最大トルク(N・m) | 63/6,700rpm |
タンク容量 (L) | 15.0 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム型式 | ダイヤモンド |
燃費(WLTCモード) | 23.6Km/L |
ブレーキ(前) | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ(後) | 油圧式ディスク |
タイヤ(前) | 120/70R17 |
タイヤ(後) | 160/60R17 |
ABS | 有 |
ETC2.0 | 標準装備 |
スペック的には馬力68psのパラツインのため、大型バイクとしては非力な方です。
他社の同排気量であるMT-07、CBR650R、SV650に比べたら全体的なスペックは微妙ですね?
Ninja650を選ぶ人は取り回しのいい大型フルカウルバイクが100万以下で買えるからってことに尽きると思います。僕もそうです。
Ninja650の一年インプレ
では、Ninja650の一年インプレをやっていきたいと思います。
ちなみに乗り手の参考情報として僕の体格は169cm、体重60kg、股下77cm、細めの体格です。
オーナーの所有欲を満たしてくれる外観
最近のNinjaシリーズは排気量、モデル問わず、見た目が共通化されているため、Ninja650もご多分に漏れずフロントマスクのデザインはZX-25RやZX-6Rとほぼ同じとなっています。
恐らく、外装はコストダウンのため共通化されていると思われるますが、その分スーパースポーツにしか見えない洗練されたデザインは、どの角度からみても非常にかっこいいです。
大型ミドルクラスでスーパースポーツを新車で買おうと思ったら150万円台ぐらいするということを考えたら、100万円以下で大型のフルカウルバイクが買えるのはかなり魅力的と言えます。
ちなみに僕が乗っているNinja650は2020年式のKRTエディション。見た目は下記の通りです。
足つきは250cc並みで取り回しが楽
シート高は790mm。中型のNinja250のシート高は795mmなので、如何にNinja650のシート高が低いかわかると思います。
実際のところ、車体幅は2気筒ということで元々車体がスリムなこともあるけど、シートの側面が大きく抉れているため数値以上に足つきがいいです。
身長169cmの僕がまたがると、両足ギリ踵まで着くことが出来るので、大型バイクとしては驚異的な足つきなのは間違いないです。
またハンドルはセパハンを採用しているのですが、ハンドル位置は高めにセッティングされているので取り回しが本当に楽。
バーハンドルよりは少し前傾姿勢になる程度なので、見た目のスポーティな印象に反して、ネイキッド並みの取り回しやすさ。
▼セパハンだが、ハンドル位置はボディからかなり高いところから出ている。
車重も200kg以下と大型バイクとは思えない軽さ。これ以上扱いやすい大型バイクさあるのだろうかって感じです。
大型バイクなのに燃費は22km/L以上
パラツインで車重が軽いため大型バイクでありながら実燃費は街乗りで23km/L、高速で28kn/Lとかなりいいです。
高回転型エンジンでもないので、分回すことはあまりないので、誰が乗ってもこれぐらいの燃費は出るのかなと思います。
燃料もレギュラー指定なので、燃費代は安上がりで済むしで財布に優しいです。
加速は低速重視で街乗りは◯だが、高速は微妙
パラツインのイメージ通りエンジン特性としては低速よりのセッティングがされているので、半クラッチがしやすく、坂道発進も簡単‥という印象です。
僕はよく信号待ち時は3速でアイドリングストップして発進するのですが、3速発進でも半クラッチは余裕なくらい低速域のトルクはばっちりです。
ゼロ発進はトルクの谷もなく癖のない加速をするので初めて大型バイクを乗る人でも乗りやすいでしょう。
高速走行も低速域と同様フラットな加速をするので、100km/hの巡回走行からの追い越し加速も普通にできますが、大型ならではの強烈な加速をすることは皆無です。
あくまで400ccに少し毛が生えた程度のパワーというのが一番しっくりきます。
ちなみに車重が軽いのと純正スクリーンがほぼ機能していないので、100km/h走行でもライダーは結構しんどく、高速走行の安定感は中型バイクとほぼ変わらないです。
排気音は大型バイクとしてはかなり微妙
Ninja650はパラツインのエンジンを搭載した大型バイク。
大型なのでエンジンの更け上がりは悪くないのですが所詮パラツインなので、4気筒のような甲高いサウンドと比較するとどうしても残念な感じは否めません。
4気筒の大型バイクと一緒にツーリングすると排気音のショボさに泣きたくなってくるので、フルカウルバイクの見た目とエンジン音でかなりギャップがあります。
なので、マフラーを買えたくなってくるのですが、Ninja650はフルエキのマフラーしか存在しないので、車検対応のマフラーに交換するためには10万円以上と簡単に交換できないのが悩みの種です。
最初からわかっていたことですが、排気音はバイクを乗る上で重要な要素だと実感しました。
次乗り換えるなら絶対3気筒以上のバイクにすると思います。
不人気ゆえにカスタムパーツが少ない
Ninja650はそんなに売れていない不人気のバイクなので、そもそもカスタムするパーツが少ないのは残念です。
『Ninja650 カスタム』でネット検索してもあまりカスタム例などが出てこないので、バイクをカスタムしたい人にはあまり向いていないかもしれません。
やっぱりCBR,YZF,ZXシリーズなど万人受けするモデルと比べたら圧倒的にパーツ数が少ないです。
結局は、自分色にカスタムしていきたいという人にとっては購入した後に後悔する可能性は高いよねって話です。
とはいえ、僕的にはマフラーは交換したいけど、外観的にはほとんど不満はないので、どこか弄りたいとかは今のところないので問題なしです。
Ninja650の一年インプレまとめ
Ninja650のインプレまとめとしては下記の通りです。
- 大型とは思えない取り回しの良さ
- 低速◯だが、高速走行は中型並み
- パラツインで排気音が物足りない
大型バイクというよりは、中型の車格に排気量を+αしましたって感じがしっくりきます。
大型バイクに始めて乗る方や、バイクに不馴れな方の最初の一台としてはかなりオススメですが、大型ミドルというだけで選択すると後悔する可能性が高いです。
個人的に次乗り換えるとしてら3気筒以上のリッターバイクに乗りたいなーという感じです。