どうも、こんにちは。ハルオ(@haruovlog)です。
2020年2月1日にカワサキから新型ニンジャ650が発売されました。
今回のモデルチェンジでZX-6Rやニンジャ250/400同様にニンジャシリーズ共通のカウルに変更となり、さらに精悍な顔つきとなったニンジャ650。
- 見た目が変わったけど中身は変わったのかな?
- 19年式のニンジャ650とどこが変わったのかな?
という疑問に今回はお答えするために、20年式新型ニンジャ650の前モデルである”19年式”との変更点を解説いたします。
目次
20年式新型ニンジャ650と旧型の違いまとめ
19年➡️20年式モデルへの主な変更点は下記の通り
- Ninjaシリーズ共通の外観に変更
- フルデジタル液晶メーターパネル採用
- LEDヘッドライトに変更
- 中回転域のトルクをアップ
- タンデムシートの肉厚増で快適性向上
- 価格が82万円→88万円の6万円値上げ
今回のモデルチェンジはマイナーアップデートということで外装やメーター類など見た目の変更点がほとんどのようです。
ですので、足周りやエンジンは前のモデルと同等品と考えていいとのことで、エンジンについてはEURO5(欧州排ガス規制)に適合するために調整したとの見方が本命のようです(カワサキプラザ販売員談)
Ninjaシリーズ共通の外観に変更
今回の一番の目玉であるのが見た目のアップデート。現行ニンジャシリーズ(ニンジャ250/400,ZX-6R, versys1000)で採用されているフロントマスクに変更になりました。
特にヘッドライトは共通のようで逆スラント顔と呼ばれるよりシャープな造形にニンジャ650も生まれ変わりましたね。
以前のモデルも悪くはなかったのですが、より攻撃的で鋭角なデザインはこれぞ”ニンジャ”という感じがして非常にかっこいい、購買意欲をそそります。
またヘッドライドがLED仕様に変更になったのも20年モデルからです。市街地以外のあまり街灯のない場所だとLEDがあるのとないのとで明るさは雲泥の差なので、さりげない変更ですが、地味にうれしいポイントです。
▼日本ではライムグリーン×エボニー、パールブリザードホワイトの2色展開
フルデジタル液晶メーターパネル採用
メーターには1月発売のZ900と共通の4.3インチのTFTカラー液晶スクリーンを備えています。
フルカラー液晶の解像度はかなりキレイで、日中、夜間で画面の背景が反転する機能も搭載されているので、なかなかガジェットよりの機能を併せ持った男ごころをくすぐるスクリーンに仕上がっています。
スマートフォンとバイクをBluetoothで接続できるスマホアプリ『RIDEOLOGY THE APP』にも対応。
RIDEOLOGY THE APPはバイクの走行距離、メンテナンススケジュールの記録する『ビークルインフォメーション』、走行した日時、走行距離、ルートを記録する『ライディングログ』などの機能がスマホとバイクが連動して自動で記録されるようです。
今後よりいっそうバイクのIoT化が進む予兆となる機能が搭載されています。
中回転域のトルクをアップ
メーカーHPによると『エンジンの改良により、中回転域におけるトルクの向上、排出ガスのさらなる清浄化を達成している』とのことです。
実際のカタログスペックはトルク、燃費共に悪化しているので、おそらくエンジンの味付けを変えてきているということでしょう。排ガス規制の達成のためにこの辺は仕方がありませんね。
ちなみにタイヤはダンロップの最新タイヤ「SPORTMAX Roadsport 2」を採用しています。
タンデムシートの肉厚増で快適性向上
タンデムシートのクッション厚が中央5mm、両端10mm増量しているので、シートのクッション性が向上。タンデマーが疲れにくくなっています。
ただし、本設計は変わらないので、タンデムシートの幅が広くなったというわけではないので要注意です。
元々ニンジャ650のタンデムシートは小さめで、パッセンジャーシートより高い位置にあるので、正直タンデムに向いているバイクではありません。
今回のアップデートは気持ちタンデムが楽になったと捉えておくのがベターです。
価格が82万円→88万円の6万円値上げ
ニンジャ650の2019年製と2020年製のメーカー希望小売り価格(税込)は下記の通り
- 2019→82万2,800円(84万4,800円)
- 2020→88万円(90万2,000円)
()はKRTエディション
19年と比較して、税込みで5万7,200円の値上げとなりました。
LEDとフルカラー液晶を採用ているので5万の値上げはわりと妥当なレベルだと思いますが、頑張って据え置きにして欲しかったところもあります。
個人的には前のデジタルとアナログ半々のメーターも気にいってたから、見た目の変更とLEDだけを変えてお値段据え置きが理想だったかもしれません。
フルカラー液晶は今後違うモデルにも使い回すと思うので、大量生産でコストを抑えていこうというカワサキの策略が見えますね。
20年式新型ニンジャ650と旧型のスペック比較
20年式の新型ニンジャ650のスペックは下記の通りです。19年式は※で表記。
全長 (mm) | 2055 |
全幅 (mm) | 740 |
全高 (mm) | 1145 ※1135 |
軸間距離 (mm) | 1410 |
シート高 (mm) | 790 |
車両重量 (kg) | 194 ※193 |
エンジン | DOHC水冷2気筒4バルブ |
排気量 (cc) | 649 |
最高出力(PS) | 68ps(50kw)/8,000rpm |
最大トルク(N・m) | 63/6,700rpm ※65/6500rpm |
燃料タンク容量 (L) | 15.0 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
フレーム型式 | ダイヤモンド |
燃費(km/L) | 23.6 ※24.0 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
タイヤ(前) | 120/70R17 |
タイヤ(後) | 160/60R17 |
ABS | 有 |
ETC2.0 | 標準装備 |
スペック上は排ガス規制対応のため、エンジンの仕様が変更された影響で
- 車重
- 燃費
- トルク
がわずかに悪化しています。しかし、これが体感できるのかと言われたらかなり微妙なレベルだと思います。
エンジンは前モデルとほとんど据え置きと考えて問題ないでしょう。
20年式新型ニンジャ650はマイナーチェンジ、
ニンジャ650の19年→20年のモデルチェンジは装備類の変更がメインのマイナーチェンジの位置付け。
マイナーとはいえ、見た目も中身的にも大分変わったので、19年までの前モデルの価格相場は相対的に下がってくるのは間違いないです。
ですので、お得にニンジャ650を買いたいのだったら、前モデルを買うという選択肢も全然ありだと思います。
その辺りはよく考えてから購入するようにしましょう。
以上、参考になれば幸いです。