ニンジャ650

キジマ グリップヒーター GH07をレビュー【汎用品の最適解】

どうも、こんにちは。ハルオ(@haruovlog)です。

  • グリップヒーターって、どれを買ったらいいんだろう?
  • オススメのグリップヒーターを教えて欲しい

今回はそんな方に向けて、汎用品グリップヒーターのベストセラー『キジマ グリップヒーター GH07』 を紹介します。

汎用品のグリップヒーターは不具合が発生しやすいのが難点ですが、『GH07』は昔からグリップヒーターを製造しているキジマだからこそできる『汎用品でありながら安定した品質』が特徴です。

この記事では

  • キジマ グリップヒーター GH07の特徴
  • キジマ グリップヒーター GH07を実際に使った感想

を解説していきます。

グリップヒーター選びの参考になれば幸いです。

安いグリップヒーターをオススメしない理由

まずは、グリップヒーターを購入する前提として、Amazonで売っている中華製の安いグリップヒーターはおすすめしません。

理由はいくつかありますが、主な点を挙げると

  • グリップ径が極端に太い
  • 温度調節できない
  • バッテリーが上がりやすい
  • 断線しやすい

安い製品は全体的に品質が悪く壊れやすいです。

特に温度調節ができなくて、バッテリーがあがりやすいのはかなり致命的です。

ツーリング時はバイクを長時間走らすので、バッテリーがあがることはまぁないのですが、通勤・通学などの30分ぐらいの用途でバイクを使われる方はバッテリーが上がるリスクはかなりあります。

というのも、グリップヒーターは温度が上がりきるまでが一番電力を食うのですが、安物のグリップヒーターだと温度の上昇は遅いは、電力は余分に食うはで少しだけの利用が一番バッテリーに負担をかけているからです。

事実、僕は250ccのバイクに汎用品で5,000円ぐらいの安いグリップヒーターを取り付けていましたが、何回かバッテリーが上がってしまい絶望した経験があります。

昔の話なので、今は安くても多少良くなっているかもしれませんが、少なくとも温度調整とバッテリー保護機能かあるグリップヒーターを取り付けることをおすすめします。

金額の目安としては1万円ぐらいの製品は少なくとも買った方がいいと思います。

キジマ グリップヒーター GH07の特徴

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キジマ グリップヒーターの主な特徴下記の通りです。

①握りやすさを考慮したスリムなデザイン
グリップヒーターの欠点だった握りの太さを解消。最小径33mm(インチグリップは37mm)と、通常のグリップと同等の握り心地を実現

②スイッチ一体式で手を放さずに温度調整可能
簡単操作のボタン式スイッチを採用し、グリップとスイッチを一体化することで省スペースを実現

③5段階出力調整で細かい温度調整が可能
各出力レベルは20%刻みの5段階調整でき、温度レベルは5色LEDインジケータを採用し視認性は抜群

④電圧抑制機能付きで低電圧時も安心
バッテリーが低電圧時は自動的に電源がオフになるオートオフ機能を搭載

⑤汎用品として幅広い車種に対応
標準ハンドル用(22.2Φ)115,120,125mmとインチハンドル用(25.4Φ)130mmの計4種類をラインナップ

ちなみに全く同じ機能でスイッチが別体式になっている『GH08』もあります。

こっちの方が値段がかなり安いですが、予算に余裕があるなら『GH07』がおすすめです。

キジマ グリップヒーター を装着してみた

今回取り付けした車種はニンジャ650(2020)。

ホントは純正のグリップヒーターを装着したかったのですが、カワサキは純正品がないということで、汎用品のなかで定評のあるキジマのグリップヒーターを購入しました。

ディーラーとバイク用品店に見積りを取ってもらったのですが、ディーラーは工賃込みで5万円(パーツ代2万+工賃3万円)。バイク用品店は3万円(パーツ代1.5万円+工賃1.5万円)ということでした。

おまけにバイク用品店はすぐに取り付けてくれるということで、バイク用品店で取り付けてもらうこと。

グリップヒーターは店頭にある一番高価な物が『GH07』だったため選択。

店頭価格で1.5万円とAmazonで買うよりも3割ほど高いので、下手な買い物をしたなと今では反省しています。

ちなみにニンジャ650のグリップ径は120mmでしたが、スロットル側のグリップは数ミリ長さが足りずに隙間があくため下記のようなスペーサーを追加購入しました。

 

取り付けた後の写真は下記の通りです。

2枚目の写真のグリップとスイッチボックスの間にスペーサーを噛ましていますが、違和感はないと思います。

汎用品でかつ、グリップヒーターの長さは5mm単位なので、車種にピッタリ合わすのが難しい場合はスペーサーを使うことをおすすめします。

作業としては、元のグリップをグリップヒーターと入れ替え、配線するだけなので、作業が得意な人は工賃が浮くので、自分で取り付けてもいいと思いますが。

お店の作業時間は二時間でした。

キジマ グリップヒーター GH07を実際使った感想

グリップは太いけど、握った感じ違和感なし

『GH07』のグリップ径は33mmで、実際に装着した画像は下記の通りです。

 

参考にグリップヒーターとしては最薄クラスのヤマハ純正グリップヒーター(グリップ径31.4mm)を装着した画像は下記の通りです。

 

一般的なグリップ径が30~32mmぐらいなので『GH07 』は見た目的に太めな感じは否めませんが、実際に握ってみるとそこまで違和感は感じませんでした。

後、グリップ素材の表面はゴムでできているので、純正部品のようなプラスチックよりは手に吸い付く感じがあり握り心地は多少いいですが、ゴムは表面が削れてくるので耐久性が気になるところですが。

真冬のツーリングでも快適な発熱性

発熱性能は申し分なく、5段階の内MAXの利用ではウィンタークローブでも熱が伝わるぐらいかなり発熱します。

MAXだと素手はおろかメッシュグローブでも手のひらが熱くなり過ぎる感じです。

真冬のツーリングでもない限り、中間の3~4段階目ぐらいが熱量的にちょうどよく常用で使っています。

発熱するスピードは1分で暖かくなりはじめて、6分ぐらいでそこそこ暖かくなり、10分もするとほぼMAXの熱量まで到達します。

10以内でも効果は十分実感できますので、2~3分ぐらいの長短期の利用でもない限りは、グリップヒーの恩恵を受けれるのでオンにしています。

スイッチ一体式は片手で温度調整できて便利

『GH07』は左グリップにスイッチが付属しているスイッチ一体式のグリップヒーターです。

グリップを握ったまま親指をちょいと右に伸ばせば簡単にオンオフできるので中々便利です。

安いグリップヒーターはスイッチ別体式が多いですすか、別体式はグリップから手を離さないと触れないので、走行中のスイッチ操作は地味に危なかったりします。

ただし一体式のデメリットとして、グリップのすぐ横にある弊害で、ウインカーを出すときに一緒に触れてしまったりと誤操作の原因にもなっています。

ですので、グリップヒーター取り付け時はスイッチがウインカーと比較して若干下向きになるように取り付けると誤操作するリスクが軽減されるのでおすすめです。

あまり下に向けすぎると、スイッチ操作自体がやりにくくなるので、あくまで少しだけというのがポイントです。

バッテリー上がりは一度もなし

バッテリー電圧低下時はオートオフ機能があるので、当然といえば当然ですがバッテリーが上がったことは一度もないです。

メーカーHPによると、エンジンをかけた状態で規定の13.4v以上の電圧があるかどうかがグリップヒーターを使える基準みたいですが、

今回グリップヒーターを装着したニンジャ650の電圧計によると、アイドリング時13.5v、走行中は14.2vで計測されていました。

アイドリング時も規定値13.4v以上の数値なので、『GH07』が勝手に停止することはありませんでした。

400cc以下だとアイドリング時に13.4vを下回りそうなので電圧は少し気を使う必要があるかもしれません。

メーカー説明文によると、起動時12.5v以上の電圧が必要で、11.5v以下になると自動で加熱中止になるみたいです。(11.5vが5秒続以上続くとインジケータがパープルに点滅する)

特に125cc以下は電圧が足りなくなることが多いみたいなので注意ください。

細さに拘るならGH10がオススメ

『GH07』のグリップ径は33mmとグリップヒーターの中ではスリムな方ですが、もっと細いグリップをお探しの方には『GH07』の機能をそのままに、グリップ径は32mmまでスリム化した『GH10』がおすすめです。

グリップ径以外で『GH07』との変化点、は下記の通りです。

  • スロットルパイプ一体式
  • サイズ展開は120,130mmの2つ

グリップヒーター取り付け時、スロットルパイプは元々バイクについてある物を流用するのですが、『GH10』はスロットルパイプ一体式なので、ハンドルバーにポンづけできるように手軽さが強調されています。

ただし、ポン付けできる適合車種は限られるし、グリップ長のサイズ展開は2つのみなので、最悪サイズが合わずに取り付けできない…なんてこともありえますので、購入前は取り付けたいバイクが適合車種かは確認しておきましょう。

 

キジマ グリップヒーター GH07の総評

グリップヒーターを取り付けると手の寒さからはほぼ解放されるので、冬の装備の必需品といっても過言ではないです。

ただし、安い汎用品はバッテリー上がりと故障のリスクが高いので、国産メーカーが出している一万円以上する製品がおすすめです。

僕が今回装着した『キジマ グリップヒーター GH07』は五段階の温度調整機能、バッテリー電圧低下時はオートオフ機能搭載と安心して利用する最低限の機能に加えて、グリップにスイッチが埋め込まれているのでスロットルを握ったまま温度調節ができる優れものです。

そもそもキジマはグリップヒーターを昔から販売している老舗メーカーで、バイク屋さんに行ったらだいたいの方がおすすめする定番の製品です。

複数のグリップ長が売られていて対応車種も豊富で、Amazon実勢価格でわりと手頃な価格で手に入るということもあり、汎用品で迷ったら『キジマ グリップヒーター GH07』で間違いないと思います。

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