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【保険会社7社比較】オススメのバイク盗難保険を調べてみた

どうも、こんにちは。ハルオ(@haruovlog)です

  • バイクを新しく購入したけど、盗難保険は入ったほうがいいのかな?
  • バイクの盗難保険はどれに入ったらいいんだろう?
  • おすすめの盗難保険が知りたい

そんな疑問を持っている方に、最近新車バイクを購入したハルオが、実際に盗難保険に加入した実体験を踏まえて、疑問を解決していきたいと思います。

ハルオ
ハルオ

結論、バイクの盗難保険はできるだけ入ったほうがいいです。

なぜなら、バイクは年間1万台以上も盗難の被害が出ている一方で、検挙率は20%と低いので、まず盗難されたら返ってこないからです。

この記事では

  • バイクの盗難保険の種類とそれぞれの違いについて
  • おすすめの盗難保険はどれか?

について、解説していきます。

バイクの盗難保険を検討されている方の参考になれば幸いです。

バイクの盗難保険は必要なのか?

警察庁が発表した’18年の犯罪統計によると、バイク盗難件数(認知件数)は1万5292件に上ります。

単純計算で毎日40台以上1時間に2台が被害に遭っていることになります。

一方で、バイクの盗難件数の推移を見ると、イモビライザー等のハード面での普及と、中古車の不正輸出対策が強化されたことを背景に’00年の25万件をピークに大幅な減少傾向にあります。

とはいえ、バイクの盗難の検挙率は17.3%とかなり低いのが実情で、検挙された人員は2652人のうち1058人が少年によるイタズラ目的が大半です。

要はプロの犯行の場合、一度盗難されたら戻ってくることは極めて稀であり、仮に戻ってきたとしてもバイクはボロボロの状態になっている事が多いので、一度盗難されたらほぼ泣き寝入りと言っていいでしょう。

ですので、万が一に備えて、バイクの盗難保険は加入しておくのがベターです。

バイクの盗難保険はどれくらいあるのか

バイクの盗難保険の場合、どこに加入するのがベストなのか?が、一番気がかりなところです。

今回は主要なバイク盗難保険をピックアップし、加入条件や保険期間、保険料や免責を比較していきます。

現在、バイクの盗難保険を扱っている主要なところは下記の通りです。

  • ホンダドリーム盗難補償
  • ヤマハ ClubYAMAHA
  • カワサキ KAZE盗難補償
  • スズキ バイクショップメンバーズ
  • レッドバロン盗難保険
  • ZuttoRideClub
  • SBI「みんなのバイク保険」
  • 日新火災「おとなのためのバイク保険」

バイク盗難保険は基本的に正規取扱店で購入したバイクのみが対象の盗難保険か、どこのバイクショップで購入しても入る事ができる盗難保険の二分化されます。

前者は、ホンダ、カワサキなどの盗難保険、後者は「ZuttoRideClub」、SBI「みんなのバイク保険」が当てはまります。

前者の場合は正規店やメーカーなどの加入条件があり、後者の場合は、購入場所やメーカー・車種に関係なくネットで申し込みすれば加入できるのが特徴です。

バイク盗難保険の加入条件や保険期間を各社比較

保険内容は各社微妙な違いがあり、条件や内容も複雑なので、良くわからない・・と言う人も多いと思います。

ですので、加入条件、保険期間、保険料、免責を各社横並びにして比較検討したいと思います。

 

加入条件保険期間保険料免責補償方法
ホンダドリーム
盗難補償
正規店で購入したホンダ車のみ1~3年
ミニバイク1~3年
(延長可)
バイクによる新車スクーター2万円
他新車はメーカー小売価格の10%
中古車は査定額の10%
[新車提供、再購入資金]新車1年目は同型の新車提供。2年目及び中古車は再購入資金を補償(2年目90%、3年目80%)
ヤマハ
ClubYAMAHA
ヤマハ車のみ,
ロードサービスがセット
新車1~3年
中古1年(延長可)
バイクによる補償額上限の10%[再購入資金]最大で300万円まで。 2年目90%、3年目80%
カワサキ
KAZE盗難補償
正規店で購入したカワサキ車のみ,
KAZEメンバー年会費要(3,000円)
1~3年
(延長不可)
バイクによる新車は購入価格の10%(2年目20%・3年目30%)[新車提供]新車は同型の新車提供。
スズキ
メンバーズ
スズキ車のみ,
ロードサービスがセット
1~3年
(延長可)
バイクによる補償額上限の10%[再購入資金]最大で150万円まで。
加入2年目は90%、3年目は80%相当
レッドバロン
盗難保険
レッドバロンで購入した車のみ,
別途バーロックの購入要(16,500円)
1年・3年
(延長可)
保険金額の0.95%(1年契約は1%)無し[現金]1年目100%,2目90%,3年目80%
ZuttoRideClub店・メーカー問わない1~3年
(延長可)
バイクによる保険金額の5%または
ZuttoRide車両査定額の5%
の低い方
[現金]最大300万円まで
2年目90%、3年目は80%
SBI
みんなのバイク保険
店・メーカー問わない※126cc以上/25才以上1年
(延長可)
バイクによる無し[現金]車両購入価格と同額
おとなのための
バイク保険
店・メーカー問わない※35才以上1年
(延長可)
バイク・等級による5万円(全損は無し)[現金]車両購入価格と同額

 

補償方法とは

補償方法を見ると、下記3パターンとなっています。

  • 現金
  • 再購入資金
  • 同型同車種の新車

「現金」の場合は、契約時に取り決めた保険金(補償額)が振り込まれます。50万円の保険金であれば、50万円がもらえるというイメージですね。

次に「再購入資金」の場合には、お金が振り込まれるのではなく、もう一度バイクを買う資金に当てられるということです。

ヤマハ、スズキの盗難保険が対象なので「違うメーカーのバイクを買う」という事が出来ないので要注意です。

また、新車購入時に盗難保険に加入すると、「同型同車種の新車」で補償と言うパターンも。

これは、現金補償ではなく、盗難時は同じバイクを用意してくれるという事です。

他の補償方法とは異なり、選択肢が同じバイクに限られるので、かなり微妙です。

また、モデルチェンジしていた場合に発生する差額や、納車に係わる諸費用などは負担しなくてはならないのが一般的です。

まとめると、現金での補償が選択の自由度が高く、デメリットが特にないのでオススメと言えます。

免責金額とは

保険金(補償額)と同時に確認しておきたいのが免責金額です。

免責金額とは、バイクが盗まれてしまった時に自己負担しなくてはならない金額のこと。

保険金(補償額)が現金ならば、免責金額が引かれた額が実際の補償額となる訳ですね。

要するに、実際に支払われる金額は免責金額分が差し引かれた金額となるので、注意が必要です。

基本的にメーカー指定の盗難保険は免責金額が高めに設定されているようです。(特にカワサキは1年目10%, 2年目20%, 3年目30%と免責金額が大きい)

逆に、「SBIみんなのバイク保険」、「おとなのためのバイク保険」、「レッドバロン
盗難保険」は免責無しとなっているので、実際の補償額は高めです。

その他オプションで比較

次に盗難保険に付随するオプションを各社比較していきます。

パーツ盗難補償カギ穴いたずら補償盗難後発見
ホンダドリーム
盗難補償
保険金額を限度に修理費負担
ヤマハ
ClubYAMAHA
保険金額を限度に修理費負担
カワサキ
KAZE盗難補償
 × ×全損の場合のみ適用
スズキ
メンバーズ
保険金額を限度に修理費負担
レッドバロン
盗難保険
レッドバロンで購入
取付したパーツのみ。
80%をバイクの保険
金額に加算
×保険金額を限度に修理費負担
ZuttoRideClub保険金額を限度に修理費負担
SBI
みんなのバイク保険
保険加入前に付けた
パーツは車体購入金額に加算
 ×全損の場合のみ適用
おとなのための
バイク保険
××保険金額を限度に修理費負担

鍵穴いたずら補償は、盗難未遂やいたずらで、鍵穴が壊されてしまった時に保険金がでるサービス(最大5万円)です。

パーツ補償は、車体本体ではなく(いわゆる全損)、マフラーやカウルなど「パーツだけ盗まれた」ときにも保険金が出るサービス(最大20万円)です。

これらのサービスが対応しているのはZuttoRideClubのみとなっています。

ホンダ・ヤマハ、スズキの保険もZuttoRideClubからOEM供給されている保険なので同様に対応可能です。

その他の保険は、バイクが盗難された時に、契約時に取り付けていたパーツ代も保険金に勘定されますが、パーツだけ盗難された場合は保険を使うことができないので要注意です。

【ZuttoRideClub】公式サイトへ

バイク本体の補償は基本的に1回のみですが、パーツ盗難とカギ穴いたずら補償は利用してもバイク盗難保険は継続できます。

バイクの盗難にあった場合、扱いは”全損”ということになるので、当然保険金が支払われますが、盗難車が戻ってきた場合の保険金はどうなるのでしょうか?

ポイントは保険金を授与するタイミングで、保険金をもらう前にバイクが見つかった場合は、全損ではなく、傷など部分的な修理代が発生するだけだと思います。

そういった全損扱いではない盗難は補償されない保険もあるので気をつけておきましょう。

補償内容の比較まとめ

以上の補償内容(加入条件、保険期間、免責、補償方法など)を踏まえて見ると、

SBIみんなのバイク保険 = おとなのためのバイク保険 > レッドバロン
盗難保険 > ZuttoRideClub > メーカー指定の保険

の順で良さそうと言うことがわかりました。

SBIみんなのバイク保険』が免責金額、補償金額ともに優れており、次点で保険料の安い『レッドバロン盗難保険といったところでしょうか。

もちろん、それぞれの保険には加入の制約があるので、自分が加入条件を満たしているのか?をまずは確認するようにしましょう。

実際に見積もり金額を比較してみた

今回盗難保険で見積もりを出すバイクはカワサキのニンジャ650(20年式)です。

購入価格はメーカー希望小売価格の税込900,200円(本体価格820,000円、消費税82,000円)で購入しました。

カワサキのバイクなので、今回比較検討する保険は下記の4社です。

  • カワサキ KAZE盗難補償
  • レッドバロン盗難保険
  • ZuttoRideClub
  • SBI「みんなのバイク保険」

本当は、おとなのためのバイク保険も検討候補だったのですが、35才以上が保険加入の条件のため、断念しました。

ちなみにSBI「みんなのバイク保険」は25才以上,126cc以上出ないと加入できません。僕の場合は両方クリアしていたので問題なしです。

見積もりした保険料金は下記の通りです。(3年前提)

保険料金その他料金免責金額金額補償内容
カワサキ
KAZE盗難補償
 57,380円KAZE
メンバー年会費(3,000円)
新車は購入価格の10%(2年目20%・3年目30%)[新車提供]
新車は同型の新車提供。
レッドバロン
盗難保険
23,370円バーロックの購入要(16,500円)無し[現金]1年目100%,2目90%,3年目80%
ZuttoRideClub88,400円無し保険金額の5%またはZuttoRide車両査定額の5%の低い方[現金]最大300万円まで
2年目90%、3年目は80%
SBI
みんなのバイク保険
45,630円 無し無し[現金]車両購入価格と同額

 

各社横並びで見てみると、『SBIみんなのバイク保険』年間15,210円、免責金額無しの全額補償となっているので、金額面、補償金額面の両面で見ても一番いいということがわかります。

【SBIみんなのバイク保険】公式サイトへ

 

また、『レッドバロンの盗難保険は車体の0.95%が年間の保険金額となるので、かなり安く感じます。

ニンジャ650の場合だと年間8,000円ぐらい、100万円のバイクだと、年間1万円の保険料ということですからね。

ただし、専用のバーロックが1万円以上するのは要注意です。それでも圧倒的に安いですけど。

『ZuttoRideClub』は保険料金がかなり高いですが、鍵穴いたずら補償やパーツ盗難補償が付いているので、出来るだけ手厚い保険を期待しているのだったら選択肢に入ってくるかもしれません。

【ZuttoRideClub】公式サイトへ

 

一番残念なのが、メーカー指定の『カワサキKAZE盗難補償です。

免責金額が他社と比べて、10%大きいのは正直かなり微妙です。

補償対象も全損のみと、鍵穴いたずら補償やパーツ盗難補償も付いていませんが、メーカー指定なので一番気軽に入りやすいというところでしょうか。

おすすめのバイクの盗難保険とは?

まとめると、オススメの盗難保険は

SBIみんなのバイク保険』

25才以上、126cc以上と条件がありますが、その条件をクリアしているなら、一番リーズナブルで保険内容も十分手厚いです。

僕も今回のニンジャ650の盗難保険はSBIみんなのバイク保険』に加入しました。

【SBIみんなのバイク保険】公式サイトへ

次点で、レッドバロンの盗難保険がオススメです。

純粋に保険金額が他社よりも圧倒的に安いからですね。

新車や欲しい中古車が決まっている場合はレッドバロンの購入は強くオススメできます。

レッドバロンはオイルも格安で手に入るので、掛かる費用は全体的にリーズナブルな印象です。

特に25才未満で、『SBIみんなのバイク保険』に加入できない方はレッドバロンでの購入が圧倒的にお得です。

バイクを盗難させないために対策はしっかりと

盗難保険に入っているとはいえ、やはり、せっかくのバイクが盗難されたとなったら、元も子もありませんので、

普段から盗難被害に合わないように気をつけたいところです。

盗難されない為にも、下記の点を意識するのがポイントとなってきますので、参考にしてみてください。

  • バイクカバーを掛けて、バイクを目立たなくする
  • ディスクロック・チェーンロック等の複数ロックをする
  • 車両から離れる時は短時間でも、キーの抜き忘れに注意しハンドルロックする
  • 防犯対策がしっかりとられている駐車場・駐輪場を利用するようにする

一番大切なのは「盗難されるかも」という警戒心をもって、日頃から愛車が盗難されないように気をつけて、駐輪するのがベストなのは間違いないです。

ただ、窃盗団のようなプロからの盗難被害を回避しきることは実際のところ難しいですし、「まさかの状況で」盗まれてしまう事があるのも事実。

そういった万が一盗難されてしまった時を考えて、盗難保険を検討しておくことが大切ではないでしょうか。


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